村田朋泰展「Omen」 レポート

昨年のことになりますが、村田朋泰展「Omen」に行ってきました。

村田監督と少しお話できたのでそのレポートです。

 

 

文楽がお好きだという情報を聞いていたので、そのことについてお尋ねしました

・谷崎の『蓼食う虫』が好き

文楽は段に分かれているが、段の間は場面が変化せず時間も飛ばない。脇役も止まってはおらずかすかに動いて主役を際立たせている。つまり、観客に時間をそのまま体験させること

太夫を聞くのが文楽と言われる。人形という視覚イメージは補助的なものだが、たしかに存在している

・視覚的な意味よりも感覚的な、右脳で感じ取る体験が文楽であり、自分もそういう作品を目指している

人形使いの手から手へ伝えていく伝承が大切。2Dや3DCGIも伝承はするが、アナログなところが重要

人形遣いの桐竹勘次郎さんと親しくしている

・観客を魅了すること

 

かなり前のことなので、メモをまとめる程度で。文楽とアニメーションについては僕もかなり興味があるので、そこらへんの考察はしてみたいですね。村田監督の作品についてはいずれ書く機会があるかもしれません。

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